こんにちは。はやまるです。
今回は、信用取引のデータから、「信用売り残が大きく減少した銘柄」をチェックしてみます。
今回注目したのは、
- キッコーマン
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- 八十二長野銀行
の3銘柄です。
「信用売り残って何?」という方にも分かりやすいように、信用取引の基本から解説していきます。
そもそも「信用売り残」とは?
信用取引には、大きく分けて「買い」と「売り」があります。
信用取引で株を買って、まだ決済していないものが信用買い残です。
一方、株を借りて売る「空売り」を行い、まだ買い戻していないものが信用売り残です。
簡単にいうと、
信用買い残=これから売却される可能性がある株
信用売り残=これから買い戻される可能性がある株
と考えると分かりやすいです。
今回、信用売り残が大きく減少した銘柄
今回の信用売り残減少ランキングでは、以下の銘柄が上位に入りました。
| 銘柄 | 信用売り残の前週比 |
|---|---|
| キッコーマン | 約95.7万株減少 |
| 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 約76.7万株減少 |
| 八十二長野銀行 | 約74.6万株減少 |
特にキッコーマンは、信用売り残が大きく減少しています。
では、それぞれの銘柄を見ていきます。
① キッコーマン
キッコーマンは、醤油を中心とした食品メーカーとして有名な企業です。
国内だけでなく海外でも事業を展開しており、株主優待や配当金を目的として注目している投資家も多い銘柄です。
今回、キッコーマンの信用売り残は前週と比較して約95.7万株減少しました。
売り残が減少したということは、信用取引で空売りしていた投資家が株を買い戻した可能性があります。
空売りの買い戻しが増えると、株価にとっては上昇要因になることがあります。
ただし、
「売り残が減った=今後株価が必ず上昇する」
というわけではありません。
業績や株価水準など、ほかの材料も合わせて確認することが大切です。
② 三菱UFJフィナンシャル・グループ
続いては、メガバンクの一角である三菱UFJフィナンシャル・グループです。
三菱UFJフィナンシャル・グループは、銀行事業を中心に幅広い金融サービスを展開しています。
今回、信用売り残は前週比で約76.7万株減少しました。
一方で、現在の信用買い残は信用売り残を大きく上回っています。
そのため、信用倍率を見るとかなり高い水準となっています。
信用倍率が高い場合、
「信用買いしている投資家が多い」
ということになります。
信用買いは将来的に売却される可能性があるため、信用倍率だけを見ると、必ずしも株価にとってプラスとは言えません。
そのため、三菱UFJについては、
売り残が減ったことだけではなく、買い残の多さも一緒に確認する
ことが重要です。
③ 八十二長野銀行
3銘柄目は、八十二長野銀行です。
八十二長野銀行は、長野県を中心に事業を展開する地方銀行です。
今回、信用売り残は前週比で約74.6万株減少しました。
売り残が大きく減少しているため、空売りポジションの買い戻しが進んだ可能性があります。
ただし、こちらも売り残の減少だけを理由に投資判断するのは避けたほうがよいでしょう。
銀行株の場合は、金利動向や業績、配当政策なども株価に影響します。
信用売り残が減ると株価は上がるの?
ここは初心者の方が特に気になるところだと思います。
結論としては、
信用売り残の減少は、株価にとって上昇要因になる場合があります。
空売りしていた投資家が株を買い戻すためです。
例えば、
「株価が下がると思って空売りした」
↓
「思ったより株価が下がらない」
↓
「これ以上損失が増える前に買い戻そう」
↓
株を買い戻す
という流れです。
この買い戻しが増えれば、株価を押し上げる要因になる可能性があります。
ただし「売り残減少=買い」とは限らない
ここは注意が必要です。
信用売り残が減少したからといって、
「空売りが減ったから、この株は買い!」
と判断するのは早いです。
信用売り残が減少した理由は、実際にはさまざまです。
例えば、
- 空売りした投資家が利益確定した
- 損失を確定して買い戻した
- 株価が上昇したため買い戻した
- 信用取引のポジションを整理した
などが考えられます。
また、信用売り残だけでなく、信用買い残、信用倍率、株価、業績、配当金なども確認する必要があります。
信用残は銘柄選びの参考材料のひとつ
今回紹介した、
キッコーマン
三菱UFJフィナンシャル・グループ
八十二長野銀行
はいずれも信用売り残が大きく減少しました。
信用売り残の減少は、空売りしていた投資家の買い戻しが進んでいる可能性があるため、株価にとってプラス材料になる場合があります。
しかし、信用残だけで今後の株価を判断することはできません。
私自身も株をチェックするときは、
「信用残がどうなっているのか」
という点も参考材料のひとつとして確認しています。
株主優待や配当金を目的に長期投資をする場合でも、信用残をチェックしてみると、普段とは違った視点から銘柄を見ることができます。
まとめ
今回は、信用売り残が大きく減少した銘柄として、
キッコーマン
三菱UFJフィナンシャル・グループ
八十二長野銀行
の3銘柄を紹介しました。
信用売り残が減少すると、空売りしていた投資家の買い戻しによって株価の上昇要因になる場合があります。
ただし、
「売り残が減った=株価が上がる」
とは限りません。
信用買い残や信用倍率、業績、配当、株価水準なども合わせて確認することが大切です。
信用残は、あくまで銘柄を分析する際のひとつの材料として活用していきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
「この記事が役に立った!」と思ったら、下のバナーから応援いただけると、次の記事更新の励みになります😊


コメント